彼氏が逮捕された!今後の流れや面会は?正しい対応を徹底解説

ある日突然、警察から「彼氏/彼女が逮捕されました」という連絡を受けたら、冷静でいられる人はほとんどいないでしょう。信じられない気持ち、不安、怒り、そして「これからどうなるの?」という途方もない恐怖が一気に押し寄せてきます。仕事はどうなるのか、周囲に知られてしまうのではないか、そもそも本当に罪を犯したのか——考えれば考えるほど、頭の中は混乱していきます。しかし、恋人が逮捕された直後こそ、感情に流されず、正しい対応を取ることが極めて重要です。初動の行動次第で、身柄の拘束期間や今後の処分が大きく左右されることも少なくありません。本コラムでは、恋人が逮捕されたときに知っておくべきポイントと、取るべき行動について解説します。

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目次

1. 恋人が逮捕されたらすべき3つの重要な対応

  1. まずは落ち着いて状況を確認する:警察から連絡があった際には、動揺してしまうのが当然です。しかし、可能な範囲で「いつ・どこで・誰に・何をしたとされているのか」、そして「どのような罪名で、いつ逮捕され、現在どこの警察署に身柄があるのか」を確認しましょう。初回の電話で聞き取れなかった場合でも、後から改めて警察に連絡し、確認して構いません。
  2. できるだけ早く弁護士に依頼する:確認した内容は、できるだけ早く刑事弁護を専門とする弁護士に伝えましょう。逮捕直後は、原則として家族や恋人が直接面会することはできませんが、弁護士であれば接見が可能です。弁護士は本人から詳しい事情を聞き取り、今後の見通しや取るべき対応について具体的な助言を行うことができます。
  3. 面会や連絡方法について確認する:逮捕後や勾留中は、面会や手紙などの連絡手段が制限される場合があります。どのような方法で連絡が取れるのか、差し入れが可能かなどについても、弁護士に相談しながら確認し、適切なサポートを検討していきましょう。

2. 逮捕から釈放までの流れと期間を詳しく解説

恋人が逮捕された場合、「いつ釈放されるのか」「どこまで身柄が拘束されるのか」は、最も大きな不安の一つでしょう。逮捕から釈放、あるいは裁判に至るまでには、概ね次のような手続きが進められます。

2-1.逮捕

逮捕されると、本人は警察署に連行され、身柄を拘束されます。外出先などで逮捕された場合、所持品は警察署で保管され、携帯電話の使用もできないため、本人から連絡を取ることはできません。ただし、本人が希望すれば、実務上は警察から家族や恋人に連絡が入ることが一般的です。

また、軽微な事件で身元引受人が必要な場合にも、家族等に連絡が入ることがあります。一方で、家族に知られることで証拠隠滅や捜査妨害のおそれがあると判断された場合には、逮捕の事実が通知されないケースもあります。逮捕中は、原則として弁護士以外の面会はできません。警察から連絡を受けた場合は、落ち着いて罪名や逮捕日時、留置されている警察署を確認し、速やかに弁護士へ相談することが重要です。

なお、職務中の犯罪でない限り、警察が会社へ直接連絡することはほとんどありませんが、勾留が長引くことで欠勤が続き、結果的に発覚するケースもあります。その意味でも、早期の弁護士相談が欠かせません。

2-2.取調べと勾留

逮捕後、警察による取調べが行われ、事件の内容が詳しく調査されます。微罪であれば釈放されることもありますが、引き続き身柄拘束が必要と判断された場合、逮捕から48時間以内に検察官へ送致され、さらに24時間以内に勾留の可否が判断されます。

勾留が決定すると、原則10日間、場合によっては延長され、最大で20日間にわたり身柄が拘束される可能性があります。勾留中は、原則として家族や恋人も面会や差し入れが可能ですが、接見禁止が付された場合には、弁護士以外との連絡が一切できなくなります。
 この段階で弁護士に依頼していれば、弁護士が本人と面会し、状況を把握したうえで、取調べへの対応助言や勾留に対する不服申立て、接見禁止の解除申立てなど、法的な対応を取ることが可能です。

2-3.起訴か不起訴の判断

検察官は、集められた証拠をもとに、起訴するか不起訴とするかを判断します。不起訴となれば、身柄は釈放されますが、起訴された場合は刑事裁判へと進みます。
 弁護士が早期から関与していれば、証拠の分析や意見書の提出、検察官との交渉などを通じて、不起訴処分を目指した活動が可能です。被害者がいる事件では、示談交渉を進めることで、不起訴となる可能性が高まることもあります。

2-4.裁判・判決(起訴された場合)

起訴されると裁判が開かれ、事実関係や証拠について審理が行われます。裁判は複数回に及ぶこともあり、最終的に判決が言い渡されます。判決に不服がある場合は、控訴により上級裁判所での審理を求めることも可能です。また、起訴後であっても、弁護士が保釈を請求し、認められれば、保釈金を納めることで一時的に身柄が解放される場合があります。弁護士は、公判において有利な判断を得るため、証拠の精査や主張立証を尽くし、依頼者にとって最善の結果を目指します。このような流れの中で、家族や恋人にできる最も重要な支えは、信頼できる弁護士と連携し、適切なタイミングで法的サポートを受けることだといえるでしょう。

3. 恋人としてやってはいけない行動

恋人が逮捕されると、「何とか力になりたい」「少しでも状況を良くしたい」という思いから、良かれと思って行動してしまいがちです。しかし、その行動がかえって本人に不利に働いてしまうケースも少なくありません。以下は、恋人として特に注意すべき行動です。

  1.  取調べ内容や事件について軽々しく話すこと:逮捕直後は、事件の内容や取調べの様子が気になり、周囲に相談したくなるかもしれません。しかし、友人や職場、SNSなどで事件について話すことは避けるべきです。思わぬ形で情報が広まり、本人の立場を不利にしたり、捜査に影響を及ぼす可能性があります。相談は、必ず弁護士など守秘義務のある専門家に限定しましょう。
  2. 本人に無理な発言や行動を促すこと:「正直に全部話した方がいい」「早く終わらせるために認めたらどうか」といった言葉は、善意から出たものであっても危険です。取調べで何を話すべきか、黙秘すべきかは、事件内容によって大きく異なります。専門的な判断が必要な場面で、恋人の判断を誘導してしまうと、不利な供述につながるおそれがあります。
  3.  警察や被害者に直接連絡を取ること:不安や焦りから、警察に直接問い合わせをしたり、被害者に謝罪や説明をしようと考える方もいます。しかし、これらの行動は証拠隠滅や口裏合わせと誤解される可能性があり、状況を悪化させかねません。被害者対応や捜査機関とのやり取りは、必ず弁護士を通じて行うべきです。
  4.  弁護士に相談せず自己判断で動くこと:「もう少し様子を見よう」「大した事件ではなさそうだから」と判断を先延ばしにするのも危険です。刑事事件は初動対応が極めて重要で、時間が経つほど選択肢が狭まります。自己判断で動かず、できるだけ早く弁護士に相談することが、結果的に恋人を守ることにつながります。
  5.  感情的になり、本人を責めてしまうこと:突然の逮捕に、怒りや失望、不安を感じるのは自然なことです。しかし、面会や連絡の機会が限られている中で、感情をぶつけてしまうと、本人を追い詰めてしまうおそれがあります。恋人としてできる最大の支えは、冷静さを保ち、専門家と連携しながら状況を見守る姿勢です。

4. 弁護士に依頼すべき3つの理由

前述のとおり、逮捕直後から弁護士に依頼することで、その時点で可能な最善の弁護活動を受けることができます。刑事事件では初動対応が結果を大きく左右するため、早期に弁護士が関与することには、次のような重要なメリットがあります。

  1. 権利を守り、不当な取扱いを防ぐため:逮捕されると、身体の自由を奪われた状態で取調べを受けることになり、強い精神的プレッシャーがかかります。そのような状況下では、自分の権利を十分に理解しないまま、不利な供述をしてしまうおそれもあります。
     弁護士は、黙秘権の行使や供述の仕方について適切に助言し、不利な供述を強要されることを防ぎます。また、弁護士が関与することで、捜査機関に対し、法律に則った適正な手続きを求める抑止力としても機能します。
  2. 早期解決・早期釈放の可能性を高めるため:刑事事件は、捜査や裁判が長期化することもあり、その間、本人だけでなく恋人や家族にも大きな精神的・経済的負担が生じます。弁護士に依頼することで、こうした負担をできる限り早く軽減することが可能になります。
     弁護士は、事実関係を迅速に整理したうえで、勾留決定に対する準抗告や保釈請求を行い、身柄解放を目指します。また、証拠関係を精査し、検察官と交渉することで、不起訴処分を目指した戦略的な弁護活動を行います。被害者がいる事件では、本人に代わって示談交渉を進め、被害届の取下げや処罰感情の軽減を図ることも可能です。
  3. 将来への影響を最小限に抑えるため:刑事事件の結果は、今後の人生に大きな影響を及ぼします。特に、会社や学校に事件が知られることによる社会的・経済的ダメージを心配される方は少なくありません。
     逮捕や勾留が長引けば長引くほど、欠勤や欠席が続き、結果として事件が発覚するリスクも高まります。弁護士による早期の対応と問題解決は、こうしたリスクを抑え、依頼者本人だけでなく、恋人や家族への影響を最小限にとどめることにつながります。

5. 刑事弁護に強い弁護士の選び方

恋人が逮捕されたとき、最も重要な判断の一つが「どの弁護士に依頼するか」です。刑事事件は、弁護士であれば誰でも同じ対応ができるわけではありません。特に身柄事件では、弁護士の経験や対応スピードによって、結果が大きく変わることがあります。以下のポイントを意識して選ぶことが重要です。

  1. 刑事弁護を専門・重点分野としているか:弁護士にはそれぞれ得意分野があります。刑事事件、特に逮捕・勾留を伴う事件は、民事事件とはまったく異なる知識と経験が必要です。事務所のホームページや実績紹介を確認し、刑事弁護を専門、または重点的に取り扱っている弁護士かどうかを確認しましょう。
  2. 逮捕直後から迅速に動いてくれる体制があるか:刑事事件では「スピード」が極めて重要です。相談をしてから実際に動き出すまでに時間がかかってしまうと、勾留が決定してしまうなど、取り返しのつかない事態になることもあります。逮捕直後の接見にすぐ対応できるか、夜間や休日の相談体制が整っているかも重要な判断材料です。
  3. 身柄解放・不起訴の実績があるか:刑事弁護に強い弁護士は、単に裁判を行うだけでなく、勾留を防ぐ、早期釈放を実現する、不起訴を獲得するといった「身柄事件の解決経験」を多く持っています。過去の解決事例や、どのような方針で弁護活動を行っているかを確認することが大切です。
  4. 説明が分かりやすく、質問に丁寧に答えてくれるか:恋人が逮捕された状況では、不安や疑問が次々と湧いてきます。そのような中で、専門用語ばかりを使わず、今後の流れや見通しを分かりやすく説明してくれる弁護士かどうかは非常に重要です。こちらの質問に真摯に向き合い、納得できるまで説明してくれるかを見極めましょう。
  5. 恋人や家族への配慮があるか:刑事事件は、本人だけでなく、恋人や家族にとっても大きな精神的負担となります。本人の弁護だけでなく、周囲の不安にも配慮し、連絡や説明を丁寧に行ってくれる弁護士であれば、安心して任せることができます。

6. 恋人が逮捕されたとき、最も大切なこと

大切なのは、まず事実関係を冷静に確認し、自己判断で動かず、早い段階で刑事弁護に強い弁護士へ相談することです。逮捕直後からの対応次第で、勾留の有無や釈放の時期、不起訴となる可能性、さらには将来への影響まで大きく変わります。

そして恋人としてできる最大の支えは、「正しい専門家につなぐこと」です。一人で抱え込まず、信頼できる弁護士と連携しながら、最善の解決を目指していきましょう。

刑事事件は、時間との勝負です。逮捕後の初動対応が遅れることで、本来防げたはずの勾留や起訴を許してしまうケースも少なくありません。

刑事弁護を専門とする弁護士であれば、逮捕直後から接見を行い、取調べへの助言、身柄解放に向けた働きかけ、示談交渉や不起訴獲得に向けた活動まで、状況に応じた最善の弁護を行うことができます。

恋人が逮捕され、不安や戸惑いを抱えている方こそ、できるだけ早く専門家に相談してください。早期の一歩が、恋人の未来を守ることにつながります。

 弁護士法人JIN国際刑事法律事務所は、日本でも数少ない刑事事件を専門とする法律事務所です。豊富な経験と高度な専門知識をもとに、ご依頼者の利益を最優先に全力でサポートします。どのような案件でもまずはお気軽にご相談ください。

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監修
代表弁護士 上野仁平

慶應義塾大学商学部・法務研究科を経て、東京都立大学法科大学院を首席で修了。2016年に刑事弁護の権位である高野隆法律事務所へ入所し、2020年にパートナー就任。2023年に、刑事事件を専門とするJIN国際刑事法律事務所を設立。

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