海外に住む友人からクッキーを購入して取り寄せたら、そのクッキーの中に大麻が含まれていたことで逮捕された事件です。依頼者は、SNSで知り合った友人がクッキーをくれるというので貰っただけで、大麻成分が含まれているなんて知らなかったと話していました(否認)。
幸いなことに、友人とのメッセージ履歴が残されていたので、それを基に故意がなかったと主張することができました。また、依頼者が日本語を理解できない方だったこともあり、取調べには全て黙秘することにしました。依頼者は、ただでさえ異国での生活に不安を覚えているのに、さらに留置施設に入れられ、厳しい取調べを受けることに非常に強い恐怖感を抱いていました。弁護人は、できる限り面会に行き依頼者を励まし続けました。弁護人を介して、友人や家族との連絡も頻繁に取るようにしました。依頼者は黙秘を貫くことができ、不起訴処分を獲得することができました。
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